3月29日から4月1日までの4日間、パトンビーチで行われた「プーケットゲイフェスティバル」
事前に公表や大きな広告もなく、各種イベントはビーチの端で行われていましたので1日のパレード以外は気づかなかった人もいたと思います。
僕は31日土曜日のビーチバレーとビーチサッカー、それから最終日夕方16時から約2時間のゲイパレードを見てきました。
遠くから見ると何の疑いもなく楽しそうにバレーやサッカーをしている人たちでしたが近づいて何かが違うと感じました。
ちゃんと審判や解説者がいたのですが観客はそんなに多くなく、異様な緊張感を保ったままスポーツ大会は終了したようです。
夕方からはグレースランドホテルの向かいで特設会場が設けられ、各バーやクラブの出展があり、キャバレーショーやライブが行われました。
同じく写真を撮影していた人に尋ねたらメインは最終日の明日だと教えてくれましたので次の日、16時前からビーチ通りで待機しました。
31日、16時を回り、事前の連絡がないにも関わらずビーチ通りが通行止め。地元タイ人もよく解っていない様子でした。
パトンビーチの一番南から北のサッカーグランドまで、プーケットの、タイの、世界のゲイが大行進。ゲイフェスとはいってもタイといえばオカマです。
ゲイだけだったらちょっと見づらいですがオカマも沢山いたので華やかで、お子様連れのファミリーにもOK??な雰囲気でした。
オカマとゲイが何人いたんでしょう。
何百人はいました、全部あわせると千人くらいいたんじゃないでしょうか。
普段彼らはどこに身を隠してるのかというくらいの数でした。
この日はパトンで泳いでた人たちも、レストランで食事してた人たちも、
マッサージを受けてる人たちもビックリした様子でビーチ通りまで出てきました。
スポーツカーや大型トラック、アメ車のバイク、又はゾウに乗ったオカマとゲイ達の盛大なパレード。
彼らがばら撒くキャンディーを拾う小さな子供たち。
彼らがアピールするものは何なのか、はっきりとしたスローガンはありませんでしたが、何かの理解を求めようとした彼らの想いが少なくとも、この日パトンビーチにいた人達には伝わったと思います。
欧米諸国では同性愛者の結婚問題を抱えるこの昨今、ここプーケットでも世界にアピールしたいと願う男達の大きなフェスティバルになったと思います。
夕方18時を回る頃にはビーチの北の方のサッカーグランドにみんなが集結して大きな音楽が止むまで彼らは踊っていました。
感極まって涙する人もいました。
これで今年のプーケットゲイフェスティバルは終了。
明日からは普段の生活に戻ります。
この日の夜はパラダイスコンプレックスのお店で次の朝までパーティが行われたそうです。
来年も今後もまた、こうした彼らの舞台が、彼らの日々が素晴しいものになればいいと願います。
プーケットゲイフェスティバル
ビーチ通りを一瞬にパレードに変え、見る者を驚かせた彼らたちの一年に一度のお祭り。
どうして彼女が彼なのか、そんなことを考えては終わりのないフェスティバルです。
飽くまでもハッピーです。凄くハッピーなお祭りです。
お祭りレポート
独特の緊張感を持って歩いてくる。そう感じたのは僕だけでしょうか。。